新しい原著論文を出版

新しい原著論文がSpringer Nature社が今年創刊したCommunications Biology誌に出版されました。

Automated adherent cell elimination by a high-speed laser mediated by a light-responsive polymer
Yohei Hayashi, Junichi Matsumoto, Shohei Kumagai, Kana Morishita, Long Xiang, Yohei Kobori, Seiji Hori, Masami Suzuki, Toshiyuki Kanamori, Kazuhiro Hotta & Kimio Sumaru
Communications Biologyvolume 1, Article number: 218 (2018)

この論文に関して、産総研を主体としたプレスリリースが出されています。

日本語での概要はこのプレスリリースに書いてありますが、

下に概要の動画のみを掲載しておきます。

医療研究分野における日本ースペイン合同シンポジウムで招待講演

林チームリーダーが11月7日にスペインのマドリードで開催された「医療研究分野における日本ースペイン合同シンポジウム」で招待講演を行いました。このシンポジウムは日本とスペインの外交樹立150周年を記念した行事の一環で、AMEDとスペインの文部科学省の主催、マドリードの日本大使館の協賛で実施されました。

共著論文を出版

林チームリーダーの前所属の研究室(筑波大学医学医療系遺伝子制御研究室)から原著論文が出版されました。

タイトルは
Live cell imaging of X chromosome reactivation during somatic cell reprogramming

両方のX染色体にそれぞれ違う蛍光タンパク質を搭載したマウスES細胞を作製しました。このES細胞では、X染色体不活性化が起きるとどちらかの蛍光タンパク質の発現が無くなります。この細胞を用いて、分化させた時にX染色体不活性化に伴い、一方の蛍光が消失したことを確認しました。さらに分化した細胞からiPS細胞を作製すると、X染色体再活性化にともなって、両方の蛍光が再び確認できました。これらの結果は、この細胞株がX染色体の状態を可視化するのに非常に良いツールであることを示しています。

Congratulations, Yen!

筑波大学若手教員特別奨励賞を受賞

林チームリーダーに2018年(平成30年)7月3日,永田恭介学長から筑波大学若手教員特別奨励賞の表彰楯が授与されました。

筑波大学では,平成19年度から,若手教員が,日本学術振興会賞及び科学技術分野の文部科学大臣表彰若手科学者賞を受賞した場合に,若手教員の功績を称えるとともにその業績が社会に広く認められる機会である公的顕彰制度への積極的な推薦及び応募を奨励することにより,更なる研究の発展を目的として,「若手研究者研究奨励事業」を実施しています。

林チームリーダーは、筑波大学の推薦を得て、平成30年度科学技術分野の文部科学大臣表彰若手科学者賞を2018年(平成30年)4月17日に受賞しました。受賞の対象となった研究業績は,「希少難病患者特異的iPS細胞を用いた新規治療法創出の研究」です。

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